9月6日(日)、関東珠算振興会が主催する第57回 全関東学年別珠算選手権大会に、そろばんサークルから24名が参加しました。日曜の朝、送り出してくださったご家庭に、まずお礼を申し上げます。
この大会は、関東各地の加盟教室がそれぞれ自分の教室を会場として同じ競技に取り組み、集計された点数で順位を競う形式です。会場に集まって戦うのではなく、関東中の教室で、同じ日に、同じ問題が解かれている。子どもたちが向き合っているのは、目の前の相手ではありません。
そろばんサークルの教室も、この日は会場のひとつになりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第57回 全関東学年別珠算選手権大会 |
| 主催 | 関東珠算振興会 |
| 実施日 | 2026年9月6日(日) |
| 会場 | 加盟教室ごとに各教室で実施 |
| 当教室からの参加 | 24名(2年生以下〜中学生) |
| 競技 | 個人総合/読上暗算/読上算/見取算リレー |

いつもの教室が、会場に変わった
朝9時15分、開場
普段は授業をしている部屋に横断幕が掛かり、机の並びが変わり、脇にはトロフィーが並びました。
座席が決まっていて、開始の合図まで問題用紙をめくれない。隣に座るのは、いつも同じ時間帯に来ている子とは限りません。その緊張を、子どもたちは9時30分の第一競技まで自分で抱えて待ちます。
当日のプログラム
| 時刻 | プログラム |
|---|---|
| 9:15 | 開場 |
| 9:30 | 個人総合競技 |
| 10:40 | 読上暗算競技 |
| 11:00 | 読上算競技 |
| 11:25 | 休憩 |
| 11:30 | 見取算リレー競技 |
| 12:00 | 表彰・記念撮影 |
| 12:30 | 終了 |
参加は希望制です
大会への出場は希望制です。出たい子が出ます。
ただし教室としては、参加をおすすめしています。出題形式も競技形式も普段の練習とは異なり、教室の仲間だけでなく関東各地の子と同じ問題で競うことになるからです。この経験が、計算力を一段押し上げます。
級や実力の要件はありません。部は学年ごとに分かれていて、今回も2年生以下から中学生まで、はじめて1年目の子も出ています。「まだ早いのでは」と迷われた場合ほど、一度出てみることをおすすめしています。
4つの競技は、それぞれ違う力を測っている
個人総合競技 — 積み上げてきたものを出し切る
見取算・かけ算・わり算を通しで解く、大会の中心となる競技です。1時間近い集中を要求されるため、ここで最も差が出るのは計算の速さではなく、途中で崩れないことです。
読上暗算・読上算 — 耳で聞いて、その場で答える
読み上げられる数字を聞き取って計算する競技です。そろばんサークルが力を入れている種目でもあります。
問題を読み返すことはできません。一度きりの読み上げに集中する、独特の緊張感があります。
見取算リレー — 教室の名前で並ぶ競技
最後は団体戦です。自分の分を解いて次へ渡す形式のため、速い子が一人いれば勝てるわけではありません。
そしてこの競技の成績は、個人名ではなく教室名で関東の一覧に並びます。自分の番が終わっても、まだ終わらない。次の子を待って、声を出して見ている。この日いちばん賑やかだったのがこの競技でした。
大会に出ることで、子どもは何を身につけるのか
「解ける」と「本番で解ける」は、別の力
教室の練習で解ける問題が、大会では解けないことがあります。いつもの半分の速さになる、簡単な繰り上がりを落とす。
これは能力の問題ではなく、経験の問題です。緊張した状態で自分の力を出す練習は、緊張する場でしかできません。検定とはまた違う密度で、それを体験できるのが競技大会です。
関東の順位と、教室のなかの表彰
リレーが終わったとき、教室が一度大きくなりました。勝った負けたではなく、全員の番が終わったことに対する声でした。
大会全体の成績は、関東各地の教室から集められて集計されます。結果が出るのは後日です。
そのため、そろばんサークルでは競技終了後に教室独自の表彰を行っています。各部門の優勝者には盾を贈り、5位までを表彰し、参加した24名全員に参加賞を用意しました。
順位は出す。けれど、出た子全員に「この日ここにいた」という形を残す。この二つは両立させるべきものだと考えています。
この日、教室にいた24名へ
競技中、わたしは教室の前に立って、24人の背中をずっと見ていました。
答えが合っていたときに、姿勢が伸びる子がいます。間違えた直後、鉛筆を置いて一度だけ深く息をする子がいます。リレーで自分の番が来る前、そわそわしながら前の子の手元を見ている子がいます。
順位表には出ない部分です。けれど、この3時間でいちばん見ていたのはそういった真剣に取り組んでいる表情でした。
盾を受け取った子も、あと一問だったと悔しがっていた子も、朝いちばんに来て静かに座っていた子も、全員が同じ3時間、真剣に向き合っていました。
それだけで十分です。
おうちの方へ。今日、お子さんが何をしていたか、うまく話せないかもしれません。競技のことは覚えていても、自分ががんばったことは言葉になりにくいものです。
かわりにお伝えします。24人とも、最後まで座っていました。今日はぜひ、たくさん褒めてあげてください。
当日来られなかった子も、あらためて挑戦できます
日程の都合がつかなかった子は、後日あらためて同じ競技に取り組みます。習い事の予定が重なる時期でも、挑戦の機会そのものは失われないようにしています。
また、そろばんサークルでは年間を通じていくつかの大会に参加しています。
次回のご案内は、要項が届きしだいお配りします。
今回見送られたご家庭も、そのときにあらためてご検討ください。
文京区・千石で、そろばんを続けるということ
教室で受けられるという意味
この大会は、通っている教室がそのまま会場になります。子どもたちは千石駅徒歩1分のいつもの教室で、いつもの席の近くで競技に臨みました。
遠征の負担がなく、保護者の送り迎えも普段と変わりません。「関東大会」という言葉の重さに比べて、参加のハードルはずっと低く設計されています。
地域から通う子どもたち
この日教室にいた24名は、文京区の本駒込・白山・千石や、隣接する巣鴨から通う子どもたちです。学年も、そろばんを始めた時期も、目指している級もばらばらです。
同じ部屋で、同じ日に、それぞれの段階で挑戦していました。
Q大会はどこで行われるのですか?
Q大会には必ず出るのですか?
Qうちの子はまだ級が低いのですが、出られますか?
Q学年が下だと不利になりませんか?
Q当日、都合がつかない場合は?
そろばんサークルについて
千石駅徒歩1分・文京区本駒込のそろばん教室
そろばんサークルは、珠算9段の講師が指導する文京区本駒込のそろばん教室です。都営三田線 千石駅から徒歩1分、文京区・白山・巣鴨・大塚エリアから子どもたちが通っています。
珠算・暗算に加え、読上算・読上暗算まで指導する教室は多くありません。この日の大会で子どもたちが挑んだ競技は、そのまま普段の授業の延長線上にあります。
10月からは土曜クラスも開講します。平日の送り迎えが難しいご家庭にも、通っていただける形をご用意しました。